【最終話】クロミッドで妊娠するまでの奮闘記

💉自己注射が、すぐそこまで来ていた…💉

クロミッド2周期目で、子宮内膜が薄くなってきたと言われた私。

このままだと、3周期目でクロミッドは最後。そのあとは、いちばん戻りたくなかった、あの毎晩の自己注射が待っている。

でも、私はもう、ただ怯えて待つだけの私じゃなかった。

排卵はできてる。卵胞も育ってる。あとは、着床できる子宮内膜さえあればいい。

足りないピースは、もう、そこまで絞れてた。

ぴこ

あとは子宮内膜だけ。それさえ埋めれば、きっと…🔥

いま一度、子宮内膜にいいものを、徹底的に調べ直した。睡眠も、食事も、温活も、できることはとっくにやっていた。それでも足りない。じゃあ、あと何が残ってる?

調べて、調べて、調べ抜いて──最後に行き着いたのが、葉酸だった。

最後のピースは、いちばん身近にあった

葉酸自体は、それまでも飲んでいた。

でも、近所のスーパーで売ってる、いちばん安いやつ。不妊治療でお金がかかるから、ちょっとでも節約したくて、適当に選んでた。

ぴこ

葉酸なんて、どれも一緒でしょ。飲んどきゃいいんでしょ。…完全に、そう思ってた🦋

そもそも葉酸って、妊活中の人は絶対に摂ったほうがいいものだって、知ってる?

葉酸サプリを妊娠前から飲み続けると、生まれてくる赤ちゃんの先天性異常のリスクが、72%も軽減されるっていう研究発表が出てる。海外では常識だけど、日本ではまだ知らない人も少なくない。

現に厚生労働省も、妊娠を希望する人は積極的にサプリから葉酸を摂るよう推奨してて、母子手帳にも葉酸の重要性が書かれてるほど。

そこまでは、私も知っていた。だから飲んではいた。

でも、知らないことがあった。じつは…

葉酸の摂取は、子宮内膜の強化にもとても重要で、だからこそ、必要量がしっかり入ってるのが大事。

でも、それだけじゃない。その必要量がしっかり体に吸収される配合がされてる、妊活に最適なものを選ぶことが大事だった。

じつは葉酸って、ほかの栄養と一緒に摂ることで吸収率が高まる。だから、葉酸の吸収を助ける栄養がどれだけ、どんなバランスで配合されてるか、ここまで見極めないと意味がない。

「飲んどきゃいい」じゃなかった。何を選ぶかが、大事だったんだ。

ぴこ

適当に選んでた自分を、ぶん殴りたくなった。ここだったの?って…🦋

私はさっそく、ガチで葉酸サプリを選び直した。

ただ、これが簡単じゃなかった。

どのメーカーも「うちが一番」って言ってる。でも、妊活中の私にとってどれがいいかなんて、誰も書いてくれてない。

ただでさえ不安な日々で、子宮内膜まで薄くなって焦ってるのに、ここで合わないものを選んだら、それこそ後悔する。

だから私は、妊活中、ましてや不妊治療中の私にとってベストな葉酸はどれか、じっくり調べて選び抜いた。そして、葉酸を選び直して、しっかり摂り始めた。

ぴこ

そしたらこれが大正解だった。

【3周期目】最後のクロミッドのはずが…え!子宮内膜が厚くなってる!

残念ながら、2周期目も生理がきてリセットだった。

そして迎えた3周期目。クロミッドはこれで最後と言われてた周期。今回もクロミッドを5日分5錠。

ところが後日、クロミッドを飲み終え、卵胞のサイズチェックに病院へ行ったときだった。

「いい厚さになってますね。これならまだクロミッド継続でもいいですね」

──え。

子宮内膜が、前回より厚くなってた。

私「妊活用の葉酸サプリを飲み始めたんですけど、それ続けたほうがいいんでしょうか!?」

先生あ~いいですね。葉酸は妊活中は特に取ったほうがいいから、そのまま続けたほうがいいと思いますよ。

そんな会話をしながら、自己注射をとりあえず免れたことへの安心感でいっぱいだった。

ぴこ

まだ妊娠したわけでもないのに、この日はめちゃくちゃ嬉しかった🦋

偶然かもしれない。葉酸のおかげかも、断言はできない。でも、前回よりも子宮内膜が厚く良い状態に。

足りなかった最後のピースが、ぴったりハマった気がした。

【3〜4周期目】リセットは続いた。でも、土台はできていた

3周期目も、4周期目も、リセット。生理が来るたび、やっぱり落ち込む。

それでも、前とは決定的に違うことがあった。葉酸のおかげなのか、ただ単に偶然なのかはわからないが、子宮内膜は毎回厚みがあっていつでも着床できそうな状態になっていた。

クロミッドのおかげで、排卵もできてる。あと少し、きっとあともう少し…

ぴこ

排卵できて、子宮内膜も整ってる。条件は、全部そろってきたはずだ🦋

リセットのたびに、夫と美味しいものを食べに行った。落ち込みを引きずらないように、あえて楽しいことを用意して、気持ちを切り替えた。

不安なままでいると、ホルモンバランスまで崩れる。だから、心まで攻略する。それも準備のうちだった。

【5周期目】ついに、クロミッドの効き目が悪くなってきた…

5周期目もクロミッド5日分5錠を処方された。そして、飲み終わったあと卵胞のサイズチェックに病院へ。

これまではこの時期になると17mm~19mm位まで卵胞が成長していたのに、

今回はまさかの11mm…💦

今度は、ついにクロミッドの効果が弱くなってきてしまった🥺

どんな薬も飲み続けると体に耐性ができて、効果が弱まるんだけど、クロミッドも例外ではない。

子宮内膜はあいかわらず厚くふかふかで問題ないようだったが、クロミッドの効果が弱くなってきてるのを目の当たりにすると、さすがに不安な気持ちになった。

今回は追加で5錠処方してもらって、もう少し卵胞が育つか試すことに。

とはいえ、前回の治療では1周期しか効かなかったクロミッドが、すでに5周期も使えてる。これだけでも、とんでもない大進歩だった。

ぴこ

でもこれまでの努力もいよいよここまでか…🥺

後日再び病院へ

後日、追加で5錠のクロミッドを飲み終えあと、再び病院へ。

卵胞サイズ…21mm!!🔥

うおーーーー!育ってくれた!!

いつもは卵胞サイズをチェックしてから1日か2日後に再び病院に行ってhcg注射を打ってもらってたけど、この日は既に卵胞が20mm以上に成長していたので、その場で打ってもらった。

クロミッドの効果がいよいよ弱くなってきているのを実感してしまったので、あと自分達にできることは少しでも妊娠の確率を上げることだった。

いつもは排卵日前後のタイミングで1~2回タイミングを合わせるようにしてしたけど…

今回は4回!🦋🦋🦋🦋

もうhcg注射を打った当日から4日間連続でタイミングをとることにした。

ぴこ

4日連続って、ムードもへったくれもないけど、夫と「今回こそは!」って、変なテンションになってた😅

やれることは、全部やった…この周期はそんな気持ちだった。

クリアブルーが青くなった…震える手で、それを見た…

排卵日から、2週間が過ぎても、生理が来ない…高温期も続いてる。

17日目。まだ来ない。リセットならそろそろ生理がきてもいいはず…

19日目。…まだ、来ない。

「これってもしかして…」

夫と二人、そわそわが止まらなくなった。

妊娠検査薬は、生理予定日から1週間以上経過してから使用するものだけど…我慢できずに買ってきた。

そしたら、ほんのり、うっすら、青い線が見えた気がした。

薬局で買った妊娠検査薬は2本セットだった。

2日後、残りの一本でもう一度。

「…青い。はっきり、青くなってる」

前はうっすらだったのに、今度はあっという間に、真っ青になった。

陽性反応だった。

その後、婦人科で妊娠が確認できて、しばらくして心拍も確認できた。お腹に、本当に新しい命が宿っていた。

まだ人の形にもなってない、小さな小さなエコー写真。それを手にしたとき、私と夫の手は、嬉しさで震えていた。

そして安定期に入り、お腹も大きくなり、迎えた初めての出産は陣痛から6時間のスピード出産。

生まれてきた子は、とても元気で健康だった。

寄り道だらけだった私の妊活。振り返って、いま思うこと

妊娠は、運やタイミングにも左右される。
努力だけではカバーできないことも多い。

それは間違いない。

だからこそ、限られたやれることに意味がある。

こうして振り返ると、思うんだよね。

うまく行かず、トイレで泣きはらした夜も、あきらめて塞ぎこんでた1年以上の年月も、自分で体を立て直そうとした日々も、無駄じゃなかった。

多嚢胞を攻略するために整えた食事も、運動も、睡眠も、全部が土台になった。

そして、真剣に葉酸を選んだことが結果的にターニングポイントで、最後の足りないピースがぴったりハマる瞬間になったように思う。

きっかけは、子宮内膜が薄くなって、自己注射が怖くて、必死に調べたこと。それまで「葉酸なんて飲んどきゃいい」って軽視してた私が、本気で向き合った瞬間だった。

不妊治療をしてなかったら、葉酸のことなんて、ちゃんと調べなかったかもしれない。適当なまま、選び直すこともなかったかもしれない。

でも、いざ妊娠してみると──特に不妊治療で苦労したからか、お腹の赤ちゃんが元気で生まれてくれるか、すごく心配になる

ちゃんとした葉酸を飲んでてよかったと心から思えたのは、子宮内膜のことよりも、むしろこの時期だった。「やれることはやった」と思えたから、妊娠中も不安に呑まれずに過ごせた。

たとえ自力での排卵が難しくても妊娠できる。
元気で健康な赤ちゃんに出会える。

あの日、ママになれないって…

泣くことしかできなかった。
あきらめることしかできなかった。

それでも、そんな私でも、
未来を変えることができた。

だから、きっと。

あなたの未来だって。

自力での排卵が難しかった私が妊活で大切にしたこと

ぴこ

30代後半、多嚢胞性卵巣症候群の私でも妊娠できました

葉酸は赤ちゃんの先天性異常のリスクが72%も軽減されて、厚生労働省も、妊活する人は不足しないようサプリから積極的に摂るよう推奨してる。

元気で健康な赤ちゃんに出会えたいま、振り返って、葉酸を選び直しておいて本当によかったと感じてる。

妊娠しやすくするためには子宮内膜をふかふかにする必要があります。そのために必要な栄養素に葉酸がポイントといわれてる。ただし、サプリなら何でもいいわけじゃない。妊活中の体に最適なものを選ぶことが大事。

私が、どんな基準で選んだのか、ガチでまとめた🦋

👉多嚢胞でも妊娠できた私が大切にした葉酸サプリの選び方はこちら

葉酸サプリは妊娠したいと思ったその日から飲み始めてあげる。

それが、母として赤ちゃんにしてあげられる、いちばん最初のやさしさだったんだなって、元気な息子を見て、実感している。

ぴこ家『ぴこ(私)、ぴこた(夫)、ぴこたろ(息子)の3人家族🏠』

多嚢胞性卵巣症候群。流産2回。
一度は妊活もあきらめた。

そんな私がいま、1児の母をしています。

結婚後3年経っても授かれず、不妊治療しても流産が続く日々。

多嚢胞の攻略のため、食事、運動、睡眠を見直してから状況が変わり、再開した不妊治療では、子宮内膜11mm、たった5周期で妊娠→出産。

同じ失敗をしてほしくないという思いから、自分の体験を正直に書いている。